こんにちは。
働きながら子育てする方は、子どものお迎えから寝かしつけまで、毎日仕事の後にもハードスケジュールが待っていますよね。仕事の日は買い物をする時間がなかなか取れない、でも、栄養があって美味しいごはんを子どもに食べさせたい、と葛藤されている方も多いと思います。
買い物に行けなくても、ぱぱっと作れて、子どもの食べもいいごはんメニューがあったら、疲れていても作りがいがありますよね!
そこで今日は、甘酒を使った時短のおすすめレシピをご紹介します。
子どもと食べるなら、米麹甘酒が◎
甘酒には「酒粕」タイプと「米麹」タイプの2種類ありますが、子どもとの食事に使うなら、「米麹」甘酒を選びましょう。なぜなら、「酒粕」甘酒は微量のアルコールを含んでいるためです。原料は酒粕、水に加えて、砂糖で甘みが付けられています。
一方で「米麹」甘酒は、アルコール成分がないので、小さな子どもにも安心して使えます。水、米、麹のみで作られていて、砂糖などは添加されていません。麹が発酵する過程で、米の主成分であるデンプンがブドウ糖に分解され、これが甘みのもととなります。
甘酒は、もちろんそのままでも飲むことができますが、エネルギー量が高い(1/2カップで81kcal)ので要注意です。また、味覚形成時期の子どもには甘みが強すぎてしまうため、料理で砂糖の代わりに使うことをおすすめします。
甘酒を料理に使うメリット
1.臭み消しになる
甘酒をあらかじめ肉や魚などに漬けておくと、肉や魚特有の臭みが抑えられます。
2.食材の旨味を引き出してくれる
甘酒は、合わせる食材の旨味を引き出して、柔らかな食感に仕上がります。例えば、脂身の少ないもの(鶏むね肉など)を漬けてから加熱すると、パサつかずにしっとりとした口当たりになります。また、あっさりした野菜(大根など)に塩や塩麹と一緒に味付けすると、野菜の淡白な味に深みが出て美味しくなります。
甘酒を活用した、子どもも食べやすい時短レシピ
時短ごはんで私がおすすめするのは、「火を通すだけで食べられる加熱料理」と、「切って混ぜるだけで食べられる非加熱料理」を組み合わせて、メインおかずとサブおかずを仕上げることです。
ここでお伝えするレシピでは、メインを加熱している間に、さっとサラダが仕上がるので、合わせて15分程度で2品できます。
フライパンで焼くだけ!塩鮭の付け焼き(大人2人分)
【材料】
塩鮭 :2切れ
甘酒 :大2
えのき:1/2袋
大根 :3cm程度(80g)
【作り方】
1.ジップ袋に鮭と甘酒を入れて、よく揉み込み、冷蔵庫で1日漬けておく
2.フライパンに、クッキングシートを敷き、えのき、大根、漬け込んだ鮭をのせて、蓋をして蒸し焼きにする(焦げやすいので、弱火でじっくり焼く)
3.片面に焼き色がついたら、そっとひっくり返し、中までしっかり加熱できたらできあがり
【ポイント】
このメニューは、前日までに漬け込んでおく必要がありますが、調理当日はフライパン1つで焼くだけなので、とても簡単にできます。鮭の切り身を増やす場合は、鮭1切れに対して、甘酒を大さじ1追加してください。
塩鮭は冷凍できるので、1切れずつラップし、ジップ袋でまとめて冷凍保存しておくと便利です。使うときは、冷蔵庫へ移して6時間前後で解凍できます。
簡単!おいしい!甘酒ドレッシングのトマトサラダ(作りやすい分量)
【材料】
レモン汁 :大1
甘酒 :大1
塩こしょう:少々
えごま油 :大1(オリーブ油でもOK)
トマト :中2個
【作り方】
1.トマト以外の材料を、小さなボウルなどに入れてよく混ぜる
2.トマトを食べやすい大きさに切って、1のドレッシングで和えたらできあがり
【ポイント】
トマトのほかにも、家にある野菜(生でも蒸したものでもOK)に和えるだけで、サブおかず1品になります。またマッシュしたじゃがいもに和えると、マヨネーズで作るよりもさっぱりしたポテトサラダになります。
分量を増やして多めに作る場合は、蓋の閉まる清潔な保存容器(ビンなど)をご用意ください。すべての材料を入れて、蓋をしてよく振り混ぜるだけです。残った分は、冷蔵庫で保存してください。3日程度で食べ切るようにしましょう。
休日には、簡単手作りおやつもおすすめ
簡単!ひんやり甘酒ゼリー(作りやすい分量)
【材料】
米麹甘酒(濃縮タイプ):200g
水 :250g
寒天粉 :3g(月齢が小さい子どもにあげる場合は1g)
【作り方】
1.鍋に寒天粉、水を入れて、ヘラでよく混ぜる
2.弱火にかけて、ぽつぽつと泡が出てくるまで沸騰させ、2分ほど加熱する
3.米麹甘酒を加えて、全体をよく混ぜ合わせる
4.器に移して、冷蔵庫で冷やし固める
5.好きな形に切り分けて、お皿に盛り付けたらできあがり!
型抜きするとかわいいです。あんこを添えてあんみつ風にしてもおいしいです。
【注意】
- このレシピでは、小さい子どもでも、安心して楽しめるように水を使っています。アレルギーがなければ、豆乳や牛乳に置き換えても作れます。
- ゼリーは弾力があり、ツルッと喉に入ってしまい、誤って詰まらせる恐れがあるので、月齢が小さい子が食べる場合は、寒天粉の量を減らしてゆるく仕上げることをおすすめします。
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甘酒は、漬け込んだり和えたりするだけで、時短ごはんがさっと作れる頼もしい調味料です。肉も魚も野菜も、甘酒でまろやかに仕上がり、子どもにも食べやすくなります。ぜひお試しください!
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