こんにちは。
先日、地域の保育園のおやこ広場にて、親子で食べたいおやつのイベントをさせていただきました。
そこでお伝えしたことを、ここにも書いておきます。
子どもとワイワイ食べよう!「栄養ちょい足し」おやつ

おやつとは、「補食(ほしょく)」とも呼ばれます。もともと、3度の食事では摂りきれない栄養を補う食事のこと。
特に小さいこどもは、胃腸も小さいので、1度の食事で、バランスよく食べることはなかなか難しいものです。
また、子どもは好きなものから食べたがり、それだけでお腹いっぱいにしてしまう、なんてこともありますよね。
そんな日々の食事で不足しがちな栄養素は、子どもだけでなく大人も共通して不足しがちなのです。
イベントでは、当日集まってくださった親子に、簡単おやつを食べていただきながら、不足しがちな栄養素をちょい足しできるような食材をご紹介しました。
不足しやすい栄養素2つ
鉄 :全身に酸素を運ぶ働きをします。乳幼児期の発達に欠かせません。
カルシウム:骨や歯の主要成分。筋肉や神経の働きにも関わります。
足りてないかも
ビタミンD :カルシウムの吸収促進、骨の形成に重要な役割があります。
亜鉛 :免疫維持。成長・発育にも欠かせません。
食物繊維 :整腸作用。食後の血糖値上昇を抑える働きもあります。

ちょい足ししやすい食材

青のり :鉄 カルシウム 食物繊維
煮干し(粉) :鉄 カルシウム 亜鉛 ビタミンD
すりごま :鉄 カルシウム 亜鉛 食物繊維
かつお節 :鉄 ビタミンD 食物繊維
きなこ :鉄 亜鉛 食物繊維
青のりや煮干し粉、かつお節は、ふかしたじゃがいもにまぶしたり、おにぎり、チャーハン、おやき、麺類、汁物に入れるなど、ごはんものに合います。
すりごまやきなこは、ごはんにまぶしておはぎ風にしたり、蒸したさつまいもやカボチャにからめたり、蒸しパンに入れたりと、ほんのり甘みのあるものと相性が良いです!
煮干し粉は、とても栄養価が高いのですが、物によっては粒が粗めなので注意が必要です。口の中で違和感を覚えたり、喉に引っかかる感じがしたりすることもあると思います。お子様に初めて食べさせるときは、ごく少量から、様子を見てあげてくださいね。


青のり と あおさ は似て非なるもの

青のりとあおさ、実は別の海藻です。
一見似ていますが、青のりの方が香りが良く、鉄分、カルシウム、亜鉛などの栄養価が高いのが特徴です。
お値段も青のりの方が高いのですが、日々ちょっとずつ摂る「ちょい足し」に、選びたい食材の1つです。
【鉄分(100gあたり)】 青のり 77.0g あおさ 5.3g
【カルシウム(100gあたり)】 青のり 750mg あおさ 490mg
【亜鉛(100gあたり)】 青のり 5.3mg あおさ 1.2mg
まとめ
ここでは、子どもも大人も不足しやすい栄養素と、それらを補うのに重宝する食材をご紹介しました。
どれも、ご家庭でも常備しやすい食材だと思います。
一度にたくさん摂るのではなく、あくまでもちょい足しです!
少量ずつ、日々の親子ごはんにプラスしてみてくださいね。
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