こんにちは。
米粉でパン作りに挑戦したいけど、うまくできるか心配な方、また、小麦アレルギーで米粉パンを作っているけれど、膨らみが悪く、思ったように仕上がらないで困っている方はいらっしゃいませんか?
もしかしたら、お使いの米粉がパン向きではないからかもしれません。
米粉パンを失敗なく仕上げるには、作り方にいくつかのコツがありますが、実は米粉選びも大きく影響しています。
せっかく作るなら、美味しい米粉パンを焼き上げたいですよね!そこで今回は、初心者でも失敗しない、パン専用の米粉についてお伝えします。
米粉パンのために作られたミズホチカラ
ミズホチカラは、パン作りに適した米粉として作られた品種です。主に熊本県、福岡県で生産されています。ミズホチカラという名前は、九州沖縄農業研究センターで開発された「新規需要米(※)」の品種名です。栽培方法のみならず、米粉にするための挽き方、パンの膨らみ方、仕上がりにも研究を重ねながら、美味しい米粉パンを作るために開発されています。
※新規需要米とは
国内でそのまま主食として食する米、加工用米、備蓄米以外の目的で栽培、生産された米のことです。具体的には米粉、飼料、バイオエタノールなどの用途があり、多品目に渡り全国で生産されています。
ミズホチカラの特徴
- デンプンを傷つけずに細かく粉砕することができる
- アミロースの含有量を調整しているため、パサつきを抑えながらも、ふんわりと膨らむ生地ができる
一般的に、米粉は粒子が小さく、粉状にするデンプンの損傷が少ないものほど製パン向きといわれています。また、主食用の米のアミロース含有量は15~19%程度なのに対し、米粉用の米は20%以上が向いているとされています。しかしあまりアミロース含有量が多いと、パンが硬くなりやすい傾向があります。そこでミズホチカラは、ほどよい柔らかさと膨らみを兼ね合わせたパンが仕上がるように開発されています。
参考)農研機構
https://www.naro.go.jp/project/results/laboratory/warc/2006/wenarc06-14.html
おすすめのレシピ本
せっかく適した米粉を使っても、作り方のコツを心得ていないと、残念ながらうまく仕上がりません。
失敗パンの例)
・生地が膨らまない
・焼き上がりがスカスカの穴だらけになる
・仕上がりがカチカチの硬い食感になる
これらは、生地の水分量と混ぜ方が不適切だったり、発酵の温度と時間、加熱の温度と時間が適切でなかったりすることで起こります。私もこれまで上のような失敗パンを何度も作っては、がっかりしていました。
そんな私でも安定して米粉パンを成功させられるようになったのは、次の本に出会ったからです。
『作業時間10分 米粉100%のパンとレシピ サクッと手作りグルテンフリー』 高橋ヒロ著 イカロス出版
これは、初心者の方にも、米粉パンに失敗してしまう方にもおすすめのレシピ本です。
掲載されているレシピは、パン用米粉ミズホチカラと製菓用の米粉ですが、多数ある米粉の種類と特徴が丁寧に解説されているので、前に買った米粉がまだ残ってる人でも、その特徴に合ったレシピを見つけられると思います。
基本で使うオーブン以外にも、鍋やフライパンを使って焼くお手軽なパンや、ベーグル、米粉を使ったスープ、焼き菓子、アイスまで、幅広いジャンルの料理が載っています。
注意)アレンジメニューの一部に、乳製品、卵、えび、カニ(カニカマ)を使ったレシピが含まれています
グルテンが添加されている米粉ミックスがある
パン用米粉の中に、「米粉パンミックス」という粉があります。これは米粉に小麦の成分であるグルテンが添加されているもので、このミックス粉を使うと、米粉100%で作るよりもパンが膨らみやすくなります。
でも小麦アレルギーは、主にグルテンによって症状が出るといわれています。そのため、小麦アレルギーの方が米粉を選ばれるときは、原材料表示でよく確認してください。
米粉パン専用のミズホチカラ
こちらはグルテンが添加されていない米粉100%のパン専用ミズホチカラの米粉です。
よく焼く方には大容量1kgがオススメ
保存しやすい300gずつの小分けパック
きび砂糖
白神こだま酵母(5g✕8袋)
ミズホチカラは、米粉でも、パンがふっくらと膨らむように研究開発された米粉パン専用のお米です。初めての方も、今までうまくいかなかった方も、ぜひ一度、ミズホチカラで米粉パン作りに挑戦してみてくださいね。
コメント