小麦不使用!プラントベースのグルテンフリーカレールー

プラントベース

こんにちは。

子どもから大人まで幅広い世代に人気のごはんといえば、カレーではないでしょうか。
カレーには様々な種類がありますが、日本では、もったり感のあるカレーを思い浮かべる方が多いと思います。
日本のカレーには、一般的に小麦粉がとろみ付けで使われています。でも近年は小麦を使わないことで、小麦アレルギーや、グルテンが体質に合わない方でも食べられる商品が増えてきています。
このようなグルテンフリーのカレーの多くは、小麦粉の代わりに米粉が使われていますが、異なる食材を使った商品もあります。その1つである「輝美カレールー」は、植物性食材だけで作られたビーガンカレーです。このカレーには中辛と甘口があり、小さいお子様とのシェアもしやすく、レトルトタイプもあります。

今回は、この「輝美カレールー」に注目して、特徴やレシピをご紹介します。

輝美カレールーを誕生させたのは、かつての洋食レストラン

輝美カレールーを作っているのは、エム・トゥ・エムという会社です。1928年、日本橋に開業した洋食レストランからスタートし、プロの味を家庭でも楽しめるようにと、商品開発にも乗り出します。そして日本初の粉末スープであるクリームスープの素(ホワイトソース)を開発しました。カレーやビーフシチューも主力商品に加わり、現在は鎌倉を拠点に、食品の製造から販売まで行っている企業です。

「食は人を笑顔にする」をモットーに、安全で栄養価の高い原料を選び抜き、手間を惜しまない丁寧な製法を守り続けています。

と公式サイトで書かれているように、老舗洋食レストランの味だけでなく、栄養価を考えた原料選びと、製法にもこだわって作られています。

参照:エム・トゥ・エム「工場案内」

工場案内
株式会社エム・トゥ・エム(MtoM)の公式ページです。1933年、創業者黒田長蔵の作った味を守り続け、各地で集めた厳選素材と良質な油を使い、丹念に作り上げた美と健康に良いカレールー・ホワイトソースなどのこだわり食品を提案しております。

輝美カレールー(中辛)の特徴

【原材料】
きび粉(国内製造)、植物油脂、砂糖、食塩、オニオンパウダー、アプリコットペースト、トマトペースト、カレー粉、酵母エキス、炒め玉葱、赤ワイン、生姜、にんにく、リンゴ酢、赤唐辛子/カラメル色素、(一部にりんごを含む)

【特徴】

  • 小麦粉の代わりに、きび粉(ホワイトソルガム粉)使用
  • 粉末ルーで、使用されている油の量が固形のルーよりも少なく、低カロリー
  • 動物由来の原料不使用

ソルガムはイネ科の雑穀で、ホワイトソルガムは白い色をした高きびの1種です。小麦の代わりに、カレーのとろみづけに使用されています。
ソルガムは、日々の食事で不足しがちなマグネシウム、亜鉛、鉄、ビタミンB群が米(精白米)よりも多く含みます。栄養ある食材を選ぶ、メーカーのこだわりを感じるグルテンフリーカレーです。

ここで注意したいのが、コンタミネーションの表示です。
パッケージ表には、「GLUTEN FREE グルテンフリー」と表記されていますが、

パッケージ裏に、

この製品は小麦、乳を使用するLINEで製造されています。

輝美カレールー パッケージ(裏面)表示より

と書かれています。そのため、小麦や乳のアレルギーで、コンタミネーションにも心配がある方はご注意ください。

なお、ソルガム、グルテンフリーについての詳細は、次の記事にまとめています。よろしければご覧ください。

輝美カレールー(中辛)を実際に調理・食べた感想

封を開けると、芳醇な香りが広がります。甘い中にも香ばしさを感じるのは、原材料としてアプリコットペーストや炒め玉ねぎが使われているからかもしれません。
指で触ってみると、ホロホロと崩れるフレークなので、溶けやすそうな印象です。
使い方は、パッケージ裏に表示されています。でもこのレシピ通りに作ると、子どもの小さい我が家では辛すぎてしまう懸念がありました。そこで、水を増やして、スープカレーのように仕上げてみました。
食べてみると、スパイスがしっかり効いていて程よい辛さです。また旨味が深く、フルーティーな香りと甘みもありました。でも、子どもにはまだ少し辛かったようなので、プラントベースミルクを加えてみたところ、「美味しい!」とよく食べました。

輝美カレールーを使ったチキンスープカレーレシピ

ここで、グルテンフリーカレー「輝美カレールー」を使って作った、チキンカレースープのレシピをご紹介します。

【材料】8~10皿分
輝美カレールー 1袋
鶏肉 600g
玉ねぎ 中2個(約500g)
人参 中2本(約400g)
セロリ 1本(約70g)
オリーブオイル 大2
水 6カップ(1200g)

【作り方】

1.大きな鍋で、肉を塩コショウで炒めて取り出しておく

2.鍋にオリーブオイルを熱して玉ねぎを炒め、透き通ってきたら、人参、セロリを加える

3.肉と水を加え、途中でアクを取りながら、具材が柔らかくなるまで煮る

4.カレーフレークを加え、水分を加えて好みの水分量に調節しながら煮込んだら完成

ヨーグルト(豆乳ヨーグルト)やミルク(プラントベースミルク)などを加えると、まろやかな口当たりになります。

シリーズの商品①輝美カレールー 甘口

輝美カレールーには、甘口もありました。プルーンを使用した優しい甘さが特徴です。小さいお子様や辛い物が苦手な方にも安心ですね。

【原材料】
キビ粉(国内製造)、植物油脂、含蜜糖、天日塩、オニオンパウダー、トマトペースト、プルーンピューレー、酵母エキス、カレー粉、炒め玉葱、赤ワイン、生姜、にんにく

シリーズの商品②レトルト 輝美キーマカレー 中辛

こちらは、輝美カレールーを使ったグルテンフリーのレトルトカレーです。ひき肉の代わりに植物性ミートが使われていて、100%植物性の材料で作られたカレーです。忙しい日や疲れたときには、温めるだけのレトルトが重宝しますね。

【原材料】
野菜(にんじん(国産)、たまねぎ、ばれいしょ、赤ピーマン、セロリ、しょうが、にんにく)、植物性たんぱく加工品(植物たんぱく(大豆たんぱく、えんどう豆たんぱく、米たんぱく、しいたけ)、酵母エキス、マルトデキストリン、じゃがいも澱粉、砂糖、食塩、麦芽抽出物、ブドウ糖)、カレールゥ(キビ粉、植物油脂、砂糖、食塩、オニオンパウダー、アプリコットペースト、トマトペースト、その他)、トマト・ピューレーづけ、アップルペースト、植物油脂、乾しいたけ、バナナピューレー、清酒、みりん、でん粉、食塩、酵母エキス/着色料(カラメル色素、野菜色素)、増粘剤(メチルセルロース)、香料、(一部に大豆・りんご・バナナを含む)

まとめ

今回は、米粉ではなく、あえて栄養価の高いソルガムを使用しているグルテンフリー「輝美カレールー」についてご紹介しました。

こだわりの材料と製法で生み出された、老舗の洋食屋さんのグルテンフリーカレーには、中辛と甘口、レトルトタイプも出ています。よかったら食べてみてくださいね。

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